防犯カメラをつけるメリットは?防犯カメラをつけるメリットとカメラ選びのポイントを解説!

DATE:2022/02/07
LAST UPDATE:2022/04/30


こんにちは!
株式会社ENISHIのコラム担当、西です。

今回は最近注目されている防犯カメラの設置についてのお話です。

ここ数年で社会情勢が不安定になり、個人宅の空き巣だけではなく、廃品回収業者や工事業者の倉庫からも電線の盗難や、レアメタルが使用された家電製品の盗難などが増えているそうです。
また、物価高騰などで、まだまだ情勢の先が見えない今だからこそ、防犯には力を入れたいとお思いの方も多いのではないでしょうか。

近年では、防犯カメラの設置数は年々増えており、そのおかげで防犯カメラの映像がきっかけで検挙される犯罪の件数も格段に増えました。

また、年々カメラの性能がよくなっており、価格も安価になっているため、手軽に高解像度のカメラを設置することが可能となりました。

このコラムでは、防犯カメラを設置するメリットと、設置場所と【価格重視】か【画質重視】の違いでカメラを選ぶポイントについてお話していきます!

【メリットその1】犯罪の抑止力となる

ここ最近ではダミーカメラなども流行っているように、多くの犯罪は「見られている」「証拠が残るかもしれない」という状況だけで、未然に防ぐことができます。
空き巣や強盗などは、多くの場合は下見をしてから行います。
侵入時にリスクの高い施設は選ばれにくいので、敢えて目立つ場所に防犯カメラを設置することで、セキュリティーの強固さをアピールすることができます。

「抑止が目的ならばダミーカメラでもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、犯罪組織なども多くはプロです。
ネットの検索でも【ダミーカメラ 見分け方】や【ダミーカメラ 見分けれない方法】などが多く検索されているように、素人が【見分けれない方法】と考えていることや、それを逆手に取った先ぐらいまではプロの犯罪組織もリサーチしています。
なので、こちらがいくら先手を取ったつもりでも、普段からそういうことを専門としている人たちには敵いません。
むしろ、安上がりなダミーカメラを使っている=ほかのセキュリティー対策がされていない…とアピールしてしまうことにもなりかねません。
ダミーカメラも精巧なものは1万円越えと、安くはありません。
確実な安全のために、万が一の場合も証拠を残せる本物の防犯カメラをつける事をおすすめします。

【メリット2】トラブル発生時の検証で役に立つ

従業員とお客さまとのトラブルや、社員同士のトラブルに対して証拠を残すことができます。

言った言わないのトラブルに始まり、情報漏洩などのトラブルも増えている昨今では、そのようなトラブルを確実に解決する手立てになります。

また、カメラがあることで事前に不正や問題行動を防ぐ効果もあります。

【メリット3】万が一の空き巣や災害の時の証拠となる

保険会社によっては、災害時の被害状況や空き巣などの被害状況を(証拠とともに)提出しなければ、保険が下りない場合もあります。

そういったときに、防犯カメラの映像に犯罪などの証拠がが残っていれば、提出できる場合もあります。

【メリット4】地域の安全向上に貢献できる

ここ数年でドライブレコーダーの装着や、ご家庭での防犯カメラの設置台数は大幅に増えています。
そのため、ひったくりや痴漢事件などの防犯カメラの映像がきっかけになった検挙数は年々増えています。

駐車場や入場ゲートなど、外部や外部に向けて設置する防犯カメラは、会社の防犯だけではなく地域の安全向上にも貢献できます。

防犯カメラを設置するならば、用途で使い分けが必要!

防犯カメラには様々な種類がありますが、大きく分けて【屋外用】と【屋内用】、また【工事不要タイプ】と【工事の必要なタイプ】があります。
それぞれ、予算以外にも用途に合わせて選ぶ必要があるので、解説していきましょう。

【屋外用防犯カメラ】と【屋内用防犯カメラ】の違いは?

屋外用と屋内用の大きな違いは、防水・防塵機能の違いです。
防犯カメラも精密機械なので、屋外に設置する場合は雨風や塵などに触れるため、必ず防水・防塵機能のついたものでなければなりません。

また、防水防塵のカメラを設置する場合は、カメラの施工も防水の施工がしっかりされている必要があります。
必ず専門の業者に頼むことをおすすめします。

【工事不要タイプ】と【工事の必要なタイプ】のメリットとデメリットは?

工事不要タイプのメリットは、設置が容易であることです。
カメラにバッテリーが内蔵されているか電池で動かすことができ、映像を無線で飛ばすかSDカードなどに記録することができます。
工事が不要なので、特に屋内であれば設置する場所も選ばず、カメラの移動も容易です。

デメリットとしては、Wi-Fiが妨害されることで、カメラが機能しなくなったり、電池の交換やカードの交換などで定期的なメンテナンスが必要であるということです。
また、機能が多いと大型化したり電力を大量に消費するため、工事が必要な有線式と比べて機能面や画質の面で劣る機種もあります。
また、置き型の簡単なものであれば容易に移動したり破壊することも可能です。

そのため、主にペットなどの見守り程度であれば工事不要タイプがおすすめですが、防犯という意味では工事が必要な有線のカメラがおすすめです。

有線のカメラであれば、壁内などに配線するため専門知識なしで簡単にはカメラを止めることはできません。
電池切れの心配もありませんし、簡単にカメラを移動させられる心配もありません。
録画用のHDDを別に用意してあれば、映像が保管されたSDを抜かれてしまうような心配もありません。

防犯カメラ選びは【価格重視】か【画質重視】かで変わる

価格重視の場合はフルハイビジョンのAHDカメラがおすすめです。
ネットワークカメラと比べると画質が劣りますが、従来のアナログカメラと比較すると画質が上がり、コストを抑えた設置が可能です。
また、既にアナログカメラがある場合は、もとあるアナログカメラの同軸ケーブルを利用するため、機器の入れ替えだけで済み線の引き直し工事などが不要です。
さらに、既存のアナログカメラを残し、ADHカメラを追加するといった事も可能です。
また、アナログカメラ同様に長距離の配線が可能です。


画質重視ならばネットワークカメラがおすすめです。
ネットワークカメラは高画質機が多いため、高画質な映像を得られるだけではなく、顔認識や人数の把握など高性能な検知機能などと合わせて利用することができます。
また、録画情報をクラウド上に保存することも容易にできるため、記録データの破壊や持ち去りなども防げます。
但し、AHDカメラと比べると配線距離が短くなったり、コストが掛かるといった面もあります。

この記事では、用途に合わせてのカメラの選び方を書きましたが、「防犯を強化したい」と考えているだけで、そもそもどういった機能が必要なのか、設置にベストな場所がどこなのかなども分からないという方も多いのではないでしょうか。

また、多機能になったおかけでよくわからない機能も多いですし、ネットに繋ぐことで便利になる反面、セキュリティの不安などもありますよね。

ですので、設置したらおしまい…ではなく、設置後の保守も含めてサポートしてくれる企業に施工をするのがおすすめです。

買ったカメラが、用途に見合った機能を持っておらず買い替えになる…といったトラブルを防ぐためにも、用途を伝え、カメラ選びから施工まで一括で相談するのが安心です。

ENISHIでは用途に合わせたカメラ選びや施工のご相談だけではなく、設置後の保守の相談もお受けしております!
お問い合わせ

ENISHI|電気工事業|大阪・松原市

著者:株式会社ENISHI