番外編:建築業界でワクチンを打つメリットとは?

DATE:2021/09/28
LAST UPDATE:2021/11/15


こんにちは!
株式会社ENISHIのコラム担当、西です。

今回は少しいつものコラムとは趣旨を変えて、ワクチン接種体験のお話です。
私は実は、今月に2回目のワクチンを打ちに行きました。

現場は高齢化が進んでいるため、市町村の高齢者優先の際は接種に行くように…とゼネコンからも積極的に念押しがありました。
ですが、高齢者が打ち終わり大規模接種が始まってからは現場ではワクチンを接種した…という話をあまり聞かない状況です。

副反応が不安だったり、接種に時間が掛かるのでは…?という不安もあるとおもうので、今回は私の体験についてお話します。

今回、私は自衛隊の大阪大規模接種センターにて接種を行ってきました。

予約から当日までの流れ

まずは予約!
これに関しては、私の時は仕事が休みの日だったので、予約開始と同時にページ内に入ることができました。
ただし、予約スタートと共に案内先のページを開いたとしても待ち時間5分ほどでした。
自衛隊の予約ページについては、そのままページを開いておくと、順番が来ると勝手に予約ページに切り替わる仕様だったのですが、自分の番ですでに2枠ほどが満員。

予約に関しては今はどうかわかりませんが、かなり激戦になるかもしれません。

当日までの流れは特にありません。
何か連絡が来る…などもない様子です。
もし、予約時間などを忘れてしまった場合には、予約ページにて指定の情報を入れると、自身の予約状況などが見れるようになっていました。

【どの会場でも必須の持ち物】
接種券と身分証明書は必須です。
その他は予約した会場の指示に従って準備します。

※接種会場の写真撮影は禁止だったため、イメージ画像でお送りします。

接種1回目


予約時間が30分区切りくらいだったはずなので、人はひっきりなしに来ますが、会場内はかなり広く人とすれ違うこともほぼありません。
まず1Fの入口では非接触の検温と、アルコールスプレーでの手指の消毒をします。
この時点で、スタッフさんがどの検温器を使うかまで案内してくれるので、人が留まることなく非常にスムーズです。

移動の際は案内に従って決まった道順を一方通行で進むため、迷うこともありせんし、お手洗いなどのイレギュラー以外では対向で来る人もいません。

特別な理由が無ければ、昇り降りはすべてエスカレーターなので、密になることはありません。

接種会場の初めは問診票と必要書類と、本人か否かの確認です。
もしこの時点で問診票を記入していなくても、列には並ばず間隔をあけて設置された椅子に座って問診票を書くことができます。
そのため、問診票記入で後ろを待たせる・待たされる、といったことはありません。

ただし、自宅で事前記入しておくと一瞬で終わるので、おすすめです。

その後、まず看護師さんが問診票を確認してくれます。

ここで、記載を忘れている病気やアレルギーなどが無いか…などの確認をされます。

私は記載するほど大きな症状が出るアレルギーはありませんでしたが、複数のアレルギーもちであることから専用の赤いクリアケースに書類を入れてもらい次の場所へ。

次にお医者さんの問診です。

ここで、先ほどの問診票で追記された内容や、今日の体調などを聞かれ、アレルギーを考慮して接種後30分の待機時間が決まりました。
アレルギーなどが無い方は、通常は15分の待機時間です。

いよいよ、一回目の接種です。

接種場所に案内され、看護師さんから打ちたい方の腕をきかれます。
特に理由が無ければ、利き手の反対に打ってもらいましょう。
腕が上がらなくなるので、利き手に打つととんでもないことになります…。

因みに、注射を打つ場所は下の写真で手で押さえている場所付近。

男性女性ともに、タンクトップなどの上に上着を羽織る…など服装に工夫が必要です。
少し肌寒くなってきましたが、一番下が長袖などだと腕まくりしても打てないので気を付けましょう…!

筋肉注射なので、通常よりは痛く感じますが痛いのも注射の時間も一瞬です。

看護師さんが待機終了時間を記載した紙をくれます。

ここまでで、約15分程度。

とってもスムーズでびっくりしました!

この後、すぐに別の場所へ移動して二回目の接種日と時間を決めます。
この時は次の時間や日にちを紙に記載してくれるので、忘れることなく安心です。

特にこちらですることも無く、スタッフさんが最終の手続きをしてくれます。
その後、待機場所に移動し待機時間まで座って待ちます。
通話などは勿論できませんが、病院ではないのでスマホをみたりするのは問題ないようです。

15-30分くらいであれば、特に退屈することも無く待てました。
待機場には看護師さんらしき方と、複数のスタッフさんがいらっしゃって常に見回ってくれています。
突然発作で意識を失う…なんて不測の事態があっても、すぐに対応していただける状態でした。

時間が来たら、フロア出入り口のスタッフに時間を確認してもらい、退出です。

私はアレルギーもちの為、待機時間が長めでしたが、それ以外についてはとにかくスムーズで一瞬で終わってしまいます。
密になることもなく、とても安心して接種することができました。

それから約1か月前後で二回目の接種があります。

接種2回目

二回目については問診がお医者さんのみに代わりました。
また、前回ワクチンでアレルギーや体調不良を起こしていないので、今回は待機時間は15分となりました。

1回目の時と流れも違うため、前回よりもさらに速いペースで終わり、待機時間含めて30分しないうちに会場を後にしました。

副反応について

1回目

まず、打って3時間後くらいまではとくに何もなく、腕も上がる状態でした。
ただ、なんとなく体の気怠さがあったので、帰宅後すぐに就寝。

思っていたよりも寝込んでしまい、2時間後くらいに起き上がるとワクチンを打った腕に違和感がありました。
起き上がる瞬間に、体制を整えようと打った方の腕を下にしたのですが激痛が。
その日の晩は、寝返りが打てない痛さが続き、3日間くらいは四十肩の様な感じで本当に腕が上がらなくなります。

2~3日は微熱が出ました。
一時期38度を超えることもありましたが、39度などの高熱が出ることはありませんでした。
熱が引いたころには、腕もあがるようになりました。

仕事が始まってからも、倦怠感がなかなか抜けず、腕の痛みも徐々に良くなりましたが1週間くらいは違和感と触ると痛みがある状態でした。

2回目

二回目の接種は、腕は相変わらず痛いものの接種後6時間くらいは全く倦怠感も無く「これは何もなく終わるかもしれない」と思うほど。
ですが、6時間過ぎたあたりから突然、気分の悪さや食欲減退の傾向がでて、就寝。

少しして、腕の痛みと体の様子がおかしいことから熱を測りに起きると熱は38.8度。

完全に油断していましたが、その後4日間にわたって39度前後の高熱と戦うこととなりました…。

接種後の症状はかなり個人差があるため、1・2回目両方で大して何もなかった…という方もいるそうです。
基本的に、接種直ぐはなるべく安静にして無理をせず、1週間は激しい運動を避けるのがベスト…とのこと。

そこまでして打つメリットはあるのか?

現場の声として、そこまでして打つメリットはない…なんて声も聞きますが私個人としては、打つメリット…よりも打たなかった時のデメリットが大きすぎるとはお思います。

実際、副反応が出たため4日ほど寝込みました。

ただ、これがもし、コロナに罹った・濃厚接触者になった…ともなれば隔離だけでも1週間から2週間です。

一人親方の方や、人数の少ない会社であれば、事前にコントロールの効く数日間の休み+ワクチン接種済という信頼がつくのと、突然やってくる2週間の休み…であればやはり前者の方が安心かな…とは思います。
家族などにも感染者がでれば、看病のための休みを取る必要も出てくるかもしれません。

どうしても頻繁に不特定多数と会い、毎日朝礼や詰め所などで大勢の人と同じ空間にいる業界なので、もともと感染リスクも高いです。

そう考えると、事業規模が小さく変わりを立てにくい方こそ早めの対応が功を奏するかもしれませんね。

ENISHI|電気工事業|大阪・松原市

著者:株式会社ENISHI