電気工事士の仕事内容って?女性でもできる?電気屋について説明!

DATE:2021/05/06
LAST UPDATE:2021/07/07

電気工事士の仕事って?
こんにちは!
株式会社ENISHIのコラム担当、西です。

今日は記念すべき第1回のコラムとなります!

今回は、私たち”電気屋さん”の中でも、仕事の内容が思い浮かびにくい”電気工事士”の仕事についてお話させていただきます!

勘違いされやすい電気工事士の仕事!?

皆さんは電気工事士と言われるとどういった職業だと思いますか?

このブログにたどり着いた方の中には、電気屋さんの中でも電気工事士ってどんな仕事をするのだろうか…という疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回は、電気工事士にあたる電気屋さんって何をするの?といった内容をざっくり説明していこうと思います。

私自身、この仕事に就いたときは電気工事はおろか、建築現場未経験の素人でした。
「電気屋をしてみないか」と声をかけられた時は、てっきり「お年寄りのお宅の電球を取り換える」「個人住宅のエアコンをつける」などの、いわゆる町の小さな電気屋さんをイメージしていました。
電球交換やエアコンの取り付け

もちろん、そういったお仕事もあるのですが、私がメインで携わるのは建物の「配線工事」。
大雑把に説明すると、マンションや工場などの各部屋でコンセントや部屋のライト、機械などを使えるように電気を運ぶための電線を設置する作業です。

私達が携わる「配線工事」の内容は、普通に生活していると直接目にすることはありませんが、生活するうえで必要不可欠な”電気を使えるようにするため”の重要な仕事です。

理系っぽい…?難しい?実はそうでもない電気工事士の仕事

電気工事士の仕事の幅はとても広く多岐にわたります。

例えば「器具付け」と言って、コンセント自体を取り付けたり、部屋の照明を取り付ける作業も行います。
この器具付けの作業は、主に壁や天井が出来上がている状態で「天井や壁に穴をあけたりして器具を取り付ける作業」なので皆さんも想像がし易いかもしれません。

コンセントの取り付け

ですが、電気工事士はその前の「壁や天井が出来ていない状態」での【仕込み】や【配線】という作業も行います。
電線は【電源(盤)】と【照明などの器具】といったように、スタートから目的地まで引っ張ってあげなければいけません。
ただし、電気工事士も超能力者ではないので壁でふさっがった状態では、壁の中に電線をひっぱたりすることはできません…!

なので、壁や天井が出来る前に、天井などを支えるために取り付けられた柱などに電線を吊り下げたりしていきます。
これが配線作業です。
こうして置くことで、目的地の近くにある点検用の穴などから電線を持ってくることができるのです。

また壁の中は鋭利な金物なども沢山あるため、引っ張った電線が傷ついたりしないように保護するための配管を設置したり、目的地で電線が宙ぶらりんにならないように収納しておくためのボックスや電線を保護するチューブの様なものを取りつける作業を行います。
これが仕込みの作業です。

ビル工事

また、ビルなどで各階をまたぐような場所に電線を設置する作業の前に、大量の電線を支えるための【ラック】や【配管】を組み立てる作業も電気工事士の仕事です。
これは丈夫な金属でできたラックをコンクリート壁などに取り付ける作業なので、皆さんのイメージする電気屋さんの仕事とは少し違うかもしれません。

このように電気工事士の仕事は多岐にわたるため、電気屋は建築業界の中でも「覚えることが多い」と言われる業種です。

ただし、【電気】と聞いて「専門的過ぎて難しそう」「理系の人じゃないとできなさそう」というイメージを持つ方も多いようですが、普段の仕事作業内容としてはそういった部分はほとんどありません。
多少はそういった知識も必要ですが、多くは仕事の中で学ぶため、学校で科学の授業が苦手だった…なんて人でも全く問題ありません。

国家資格が必要な希少な仕事!

国家資格
とはいえ、電気の基礎知識も必要なため、職人の中では珍しい「国家資格が必要な仕事」です。
もちろん、どの仕事でも資格は持っておくに越したことはないのですが、建築業界の「職人さん」の場合は「資格を持っていないと仕事ができない」という業種はあまりありません。

資格が必要になってくるのは主に、設計や管理に携わるような業種と、危険物の取扱や特殊な知識が必要な業種となります。
電気工事の場合は【電気の知識】がない人が工事を行うと、人命を危険にさらしたり建物の火災などに繋がるため、コンセントの取り付けだけでも「電気工事士」の資格が必要になります。

上記の理由もあり、最近は「仕事をしながら国家国家資格を取得できる」という理由でほかの建築系の職人だった方が、電気工事士を目指すことも増えてきました。

私自身も前職は全く別の仕事をしていたため、国家資格の取得などは考えたこともなかったのですが、今回のコロナ禍で改めて資格のある仕事の強さを感じました。

女性でも参加しやすい現場仕事

女性電気工事士

電気工事士は建築の現場での仕事となるため、ある程度の力や体力を使う仕事は避けられません。
ただし、多くは考える作業や、知識を駆使し応用していく力が必要な仕事です。

そのため、力仕事や体力勝負のイメージが強い現場仕事の中でも女性が参加しやすい仕事と言えます。
実際に、弊社では女性スタッフも活躍しています。

また、電気工事士の仕事の中でも器具の組み立てや、盤へ電線を取り付ける作業などは細かい作業が多く、力よりも丁寧さが求められます。
男性と比べると手指が小さい方が多い女性のほうが有利な作業も多くあります。

まだまだ女性が少ない職種ですが、女性の電気工事士資格取得率も数が増えているため、今後は女性電気工事士が活躍する現場もどんどん増えていきそうですね!

女性も活躍できる職場

電気関連の仕事には種類がたくさんあるため、電気工事士の仕事、と一口に言っても実際はもっと沢山の種類があり会社などによっても仕事内容が違います。
今回はその一部を紹介させていただきましたがいかがでしたか?

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ENISHI|電気工事業|大阪・松原市

著者:株式会社ENISHI